テストエンジニアにとって、役立つ資格は2つある。それは、「JSTQB認定テスト技術者資格」と「IT検証技術者認定試験」だ。これらの資格は両者ともテストエンジニア専門の資格になる。特に「JSTQB認定テスト技術者資格」については、海外でも通用する資格であるため、グローバルに仕事を展開することを考えているのであれば是非とも取得しておきたい資格なのだ。しかし本当にこの2つだけなのだろうか。
テストエンジニアとして一流になるためには、開発を行ったプログラマの心理状態を読めるようにならなければいけない。その場合には、自分もプログラミングスキルを身につけてしまうのが一番だ。プログラミングスキルを身につけるのであれば、情報処理試験を取得しておくことをお勧めする。情報処理試験には色々とあり、最初は基本情報技術者試験を受けるのがおすすめ。しかし、この資格はプログラミングの初歩にしか過ぎない。この資格を取ったならすぐにも応用情報処理試験を受けよう。この資格さえあれば、プログラマとして通用するのだ。
もし、余力があるのであればもっと高度な資格を取っておくことをお勧めする。ゲームプログラムなどであれば応用情報処理試験程度で十分であるが、例えば、もっと大掛かりな会社のシステムを管理するようなアプリであるとどうだろうか。その場合にはネットワークスペシャリスト試験やプロジェクトマネージャー試験、更にはシステム監査技術者試験なども合格しておくと、もっと大きな仕事もこなせるのではないだろうか。